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今旬、メカジキのカマ・ハラ・背ブロックにほっぺたポロリ | 【テスト】気仙沼の観光情報サイト|気仙沼さ来てけらいん

【お家で気仙沼!】メカジキ編 2-1

今旬、メカジキのカマ・ハラ・背ブロックにほっぺたポロリ

こんにちは!「お家で気仙沼!」シリーズを書かせていただいております、小野です。最近はまた一段と寒さが増して来ましたね。朝にいただくお味噌汁が抜群に体にしみわたる季節となってきました。

第2回目となる今回は前回に引き続き、脂ののった“冬メカ”を隅々まで味わう内容となっています。気仙沼でメカジキの「カマ」「ハラ」「背」の部位を使用した絶品お料理が食べられるお店もご紹介していきますよ~!

さて前回の【お家で気仙沼!】メカジキ1/2編では、気仙沼初心者の視点から「そもそもメカジキとは?」「メカジキがおいしい理由とは?」について触れました。今回は、そんなメカジキがどのような過程を経て食卓に届くのかに触れつつ、おいしいお店やメカジキをお持ち帰りして味わいたい時のお手軽レシピアイディアをご紹介していきたいと思います。

(余談)

いや~しかし、前回のメカジキのハーモニカのおいしさにすっかり魅せられてしまった小野。マグロ専門店カネマさんで購入したハーモニカを早々に胃袋に収め、お取り寄せができる「気仙沼さん」から自分用と実家用を購入しました。いや~おいしかった。また買います。誰かに共有したくてたまらなくなるおいしさがあるからキケンです。油断できません。

contents

1.知りたい! 「気仙沼のメカジキが食卓に届くまで」

2.メカジキのどの部位? 「カマ」「ハラ」「背」

3.現地で食べられる 「おいしいお店」

4.メカジキレシピ 「背ブロック・カマで1品作ってみました! 」

5.お店で、お家で絶品食材を味わう 「現地で食べられる&購入できるスポット」

1. 知りたい! 「気仙沼のメカジキが食卓に届くまで」

【お家で気仙沼!】メカジキ1/2編でご紹介したように、メカジキは重いものだと400kgにもなる巨体と、鼻先からのびる吻で船に穴を開けることもあるというどう猛でパワフルな魚。どのように釣り上げられ、食卓に届くまでにどのような過程を経ているのか気になりますよね。順を追って見てみましょう。

①水揚げ

②気仙沼市魚市場・卸売業者

③買受人(仲卸業者など)

④地元加工場・消費地市場

⑤買受人(仲卸業者など)

⑥小売店・飲食店

\食卓/

私たちがおいしくいただくまでにたくさんの人々が関わり、たくさんの過程を経て食卓に届いているんですね。とてもありがたいことです。まず過程の一番目、水揚げについて触れていきます。

①気仙沼メカジキの水揚げでは、主に2つの漁法が用いられているそう。

●突きん棒漁
「突きん棒」と呼ばれる三叉の銛でメカジキを射て捕まえる方法。漁船の先に立ち、三叉の銛(突きん棒)を構える「突き手」と、高さのある見張り台から魚影を探し、突き手が射やすいように舵を操る「舵取り」のコンビネーションが決め手になります。その時その時の天候などにより、不安定な船の上から波間によぎる魚影をめがけて銛を放つ漁法。

●延縄漁
「幹縄」と呼ばれる長いロープに「枝縄」と呼ばれる短いロープを一定の間隔で繋ぎ、それぞれの枝縄の先に餌と釣り針を設置する方法。これを海に沈めて食いつかせる仕掛けです。釣り針に餌をつけて流すのに4時間、休憩をはさみながら引き上げるまでに10~12時間を要する大掛かりな仕掛けで、気仙沼を出港した近海延縄船は漁場に着くまでに約2~7日、帰還するまでに約1ヶ月かかる漁です。

どちらの漁法も知識や経験はもちろん、事前に入手する高精度の水温図や潮流図の分析など、密なデータに基づき漁をする情報戦ともいえる戦い。

近海船で出港から約1ヶ月、遠洋船で約1年を洋上で過ごし漁を行う漁師さんたち。漁師の仕事は、実に過酷なものですね。大きく深いお話の一端をお聞きしただけでもひしひしと感じます。荒天やメカジキのような大型の魚を相手にすれば、それだけ危険性も高くなります。

↓写真は航海の安全と大漁を祈り、出船を見送る気仙沼の人たちが家族を想って手を振る様子です。

これまでは関係者のみで行なっていた「出船送り」は、現在は一般の人々も参加することができるようになりました。「漁師さんは気仙沼のヒーロー」という地元の人々。地元を大切に想うたくさんの人たちが、気仙沼漁師たちの背中を押しています。そして、メカジキの食文化も、漁師さんや地域の人々の応援によって支えられているのだと感じました。

②気仙沼市魚市場・卸売業者

全国で13港ある特定第3種漁港「気仙沼漁港」にある気仙沼市魚市場には、世界三大漁場の1つである三陸沖の漁場から毎日旬の魚介類が大量に水揚げされます。近海漁業だけではなく、遠洋漁船の母港にもなっており、メカジキ、カツオ、サンマ、サメなど全国屈指の水揚げ量を誇っています。

↑写真は船上で吻(鼻先からのびる角のようなもの)を切り落とし、気仙沼市魚市場に並べられたメカジキたち。


↑メカジキの入札風景です。仲買人さんが尾付近の切り口を見て、鮮度や個々の状態を確認しています。よりよいメカジキに出会うため目利きが光ります。

気仙沼市魚市場は2階の見学デッキから競の様子や、普段目にすることができない積み込み作業の様子などを見ることができます。一般の方はこの見学デッキと屋上の駐車場から停泊中の船を眺めることができます。

競の様子を見学するなら、水揚げや入札が行われる6時~8時頃がオススメ。停泊中の船や季節によってはウミネコが遊びに来ているのを見ることができますよ!

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