「おかえりモネ」いよいよ最終回を迎えました！このクイズも、今回で一区切りです。

今回は、本作のテーマの一つ「海も山も空も、全部つながってる。」からの出題！
難易度は★★★★☆(4/5)です！

「この海風は、海の水を山に運ぶのね。その風が雲を作って、山に雨を降らせます。雨は川に流れて、また海に戻っていきます。」
（第120話よりモネの台詞を要約）

この水の循環の始まりは、山に向かって吹く海風です。この海風は、その日の天気によって吹き方が変わります。では、次の３つの条件のうち、海風が最も強く吹くのはどれでしょうか。

• 
  寒い日の朝
  不正解
• 
  晴れた日の昼間
  正解

  海風は、海と陸の温まりやすさの違いから吹く風です。

  晴れた日は、海にも陸にも、太陽から同じ量のエネルギーが与えられます。しかし、海は温まるには陸よりも多くのエネルギーが必要です。このため、同じ量のエネルギーを与えられても、海と陸で温度差ができてしまいます。この温度差が原因で風が吹くのです。

  

  したがって、最も海風が強く吹くのは、太陽からのエネルギーがたくさん降りそそぐ時。本作のラストシーンのように、晴れた日の昼間が正解になります。

  ちなみに、この海風は10~100kmの規模、天気予報でよく聞く低気圧や高気圧よりもずっと小さな規模の風です。
  「身近な人を守りたい」と言った本作の主人公・モネが最後に語るのに、ふさわしい気象現象だったのではないかと思います。

• 
  雨が降る前
  不正解

M.M

モネと同じ年頃に資格を取得し、大学時代にはモネと同じ報道気象を経験。その面白さと問題点に気づきました。今は気象を楽しく伝えるための研究をする大学院生です。「おかえりモネ」のラストシーンが美しすぎて、頭から離れません。

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