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映画「サンセット・サンライズ」公開御礼舞台挨拶@仙台 潜入レポート! | 【テスト】気仙沼の観光情報サイト|気仙沼さ来てけらいん

映画「サンセット・サンライズ」公開御礼舞台挨拶@仙台 潜入レポート!

気仙沼市がロケ地となった映画「サンセット・サンライズ」の公開御礼舞台挨拶に潜入!
会場は満員御礼、主演の菅田将暉さん、監督の岸善幸さん、脚本家の宮藤官九郎さんが登壇され、なんと今回はホヤぼーやも登場の機会をいただきました。
当日の様子をレポートします!

ストーリー
新型コロナウイルスのパンデミックで世界中がロックダウンに追い込まれた2020年。
リモートワークを機に東京の⼤企業に勤める釣り好きの晋作(菅⽥将暉)は、4LDK・家賃6万円の神物件に⼀⽬惚れ。何より海が近くて⼤好きな釣りが楽しめる三陸の町で気楽な“お試し移住”をスタート。仕事の合間には海へ通って釣り三昧の⽇々を過ごすが、東京から来た〈よそ者〉の晋作に、町の⼈たちは気が気でない。
⼀癖も⼆癖もある地元⺠の距離感ゼロの交流にとまどいながらも、持ち前のポジティブな性格と⾏動⼒でいつしか溶け込んでいく晋作だったが、その先にはまさかの⼈⽣が待っていた̶︖︕

 

公開初日から「素晴らしい作品だった」と好評の声が多く聞かれる本作品。舞台となった東北・三陸の方々に観てもらえることを、みなさん喜んでいらっしゃいました。
そんな舞台挨拶は、まず「撮影の大部分を行った気仙沼・宮城に、久しぶりに戻ってきた今の気持ち、東北の人たちに映画を観てもらっての今の気持ち」というお題からスタートしました。

菅田さん:まずは観ていただけたことが本当に嬉しいです。1番観て欲しいお客さんなので。そういう方々の前に、こうやって立てているのも嬉しいです。

公開御礼舞台挨拶1

岸監督:ちょっとドキドキしながらここへ来ています。被災の地で、被災された方の映画を撮るということで、「宮城の方がどう受け止めてくれるか」と緊張しながら来たのですが、拍手でお迎えいただいてちょっとホっとしています。

宮藤さん:私は“あまちゃん”をやったときに、「なんで岩手なんだ」「お前はみやぎ絆大使じゃないのか」と言われまして、みやぎ絆大使を剥奪されるんじゃないかと思っていたんですけど、、(笑) 今回、なんとか宮城を舞台に作品を作ることができてよかったです。

 

本作品の撮影が行われたのは2023年の9月~10月。岸組のみなさんが約1ヶ月にわたり気仙沼へ滞在、“もはや移住”しつつ撮影されていた中でのエピソードに触れ、当時を思い出しながら楽しそうなトークが繰り広げられました。

 

菅田さん:撮影中、いろいろ散歩しました。散歩していたら鹿とか動物もその辺にいっぱいいたし、クマに襲われるシーンの撮影がありましたが、撮影を行った山には本物の「熊注意看板」があったり。あと、気仙沼の「海の市」に結構行ってて、お土産を買ったり。そのお土産エリアの中に、「氷の水族館」があって。そこに氷のホヤぼーやがいて、写真を撮ったりしていました。

劇中画も、撮影期間中に描いていました。歩いていると、咲いているアケビがきれいだったり、謎のタヌキの置物があったり。そういったものを描きつつ練習して、劇中画も描かせていただきました。

公開御礼舞台挨拶2

監督:「晋作」を一番理解しているのは菅田さんなので、きっと画を描きながら、晋作として色んな想いを描くだろうと思って。それで劇中画もお願いしました。

 

菅田さんが訪れたという「海の市」は気仙沼の観光・物産施設で、「氷の水族館」はなんと“マイナス20度の世界”を楽しむことのできる、気仙沼ならではの観光スポット。
イルミネーションやプロジェクションマッピングで照らされたくっきり透明な氷は、水産都市気仙沼の高度な製氷技術を駆使し、一週間かけて凍結させたもので、まさに“職人技”。気仙沼港に水揚げされる80種類・450匹の魚のほか、氷のホヤぼーやも展示されています。
≪氷の水族館詳細≫

 

―「芋煮会」のシーンに込めた想い―

岸監督:ぼくが込めたというよりは、宮藤さんの、故郷に対する色んな想いが込められていると思うんです。僕が台本を読んだとき、あのシーンが台本にあったので「本当にやりたい」と思ったんです。そこを演出するのは、自分の中ではすごく大きなエネルギーをかけた部分で、実際に俳優のみなさんも方言で自分の気持ちを吐露していて。現場でも本当に涙しながらみていましたけども、あのシーンのために撮った映画だと思っています。

宮藤さん:原作には芋煮会って出てこないんです。芋煮会は東北の人ならではの“腹を割って話す”みたいな雰囲気があって、子供の頃から「なんでこの人たちは秋になると毎年、川に行って芋煮会をするんだろう」と思っていたんですけど、大人になって分かることもありました。

公開御礼舞台挨拶3

ちょうどコロナ禍になるちょっと前、震災から9年経ったタイミングで石巻市に行ったんです。そこで東京とか全国から、せっかく「忘れないように」ってしてくれているのに、来れないんだよねっていう話をして、いろいろ考えることがあって。今回の映画を作るにあたって、監督から「竹原ピストルさんのセリフの中に、何か想いを込められたら」って言われたときに、その話を思い出しました。
現地に来て、美味しいものを食べて帰るだけでいいんじゃないか、みたいな。そのセリフが自分の中で一番しっくりくるな、と思ってああいうふうにしました。

菅田さん:台本を見たときに、「震災なんかどうでもいい」っていうセリフがあって。すごいセリフだなってやっぱり思いますよね。もちろん、震災をないがしろにしている訳ではなくて。晋作にとって、被災していない自分と、経験している人たちとの距離感、どうコミュニケーションをとったら良いか分からなくて、もがいている中で出た「一緒に未来へ行きたいんだけど、僕は」っていう想いがワッて出るセリフというか。
これをどうやればいいかな、というのはすごく考えました。

 

芋煮会の場面は、登場人物たちの想いが爆発・熱いやりとりが繰り広げられる一番の山場。どの登場人物を観ても「本当にその辺にいそう」で、だからこそ共感もできる。方言での長いセリフも、キャストのみなさんはかなり努力されていたようです。方言の練習など、撮影の裏側については、方言指導を担当された「小野寺ずる」さんの取材記事からご覧いただけます。
≪あの人と、気仙沼のこと。≫

 

―“飯テロ映画”でもあるこの作品、一番おいしいものを召し上がっていたのは?―
菅田さん:まあ、僕でしょうね(笑)
もうかの星は衝撃でした。あれも撮影のときに居酒屋か何かで見つけたんですよ。今は生レバーって食べられないじゃないですか。生レバーが大好きだった人間としては、「ほぼ生レバーじゃん!」みたいな。ワイルドな生生しさというか。
岸監督:本当に美味しそうに食べていました。最初の台本は違っていたので、すぐに宮藤さんへ連絡して。それでハモニカ焼きと、もうかの星を快く入れていただきました。
宮藤さん:美味しいほうが良いですもんね!笑公開御礼舞台挨拶4菅田さん:煮つけとか、切込みとかも美味しかったですね。
岸監督:あとは「あざら」。あざらは原作にもあったんじゃないかな?それで宮藤さんが残してくれて。菅田さん:酒粕が入っていて美味しかったです。あと、ウニが貝殻に乗っている「焼きかぜ」。あれも本当に美味しかったので、アンテナショップでも買いました。公開御礼舞台挨拶5岸監督:「焼きかぜ」の話をしていますけど、、たぶん映画の中には無いんですよ(笑)

菅田さん:そっか、あれもカットか!(笑)すみません、ぼくらが美味しかっただけでした(笑)公開御礼舞台挨拶6

 

“かぜ”とは、三陸地方でウニのことを指します。そして“焼きかぜ”はウニ(かぜ)を使った郷土料理で、アワビの殻の上にウニを山盛りにして焼いた、シンプルで贅沢な料理のこと。もうかの星など、菅田さんもオススメする“気仙沼の美味しいもの情報”は、こちらからご覧いただけます!
≪映画「サンセット・サンライズ」情報まとめ≫

 

―最後にみなさんへメッセージ―

宮藤さん:宮城県を舞台に、震災とコロナという2つのシリアスな問題を扱いつつ、ハートフルなコメディという、わりと離れワザを自分としては頑張ったつもりなので、ぜひ面白かったら「面白かったです」というXの投稿をよろしくお願いします。

公開御礼舞台挨拶7

岸監督:僕はパンフレットでは山形県出身となっていますけども、僕の父親は宮城県の鳴子温泉の生まれで。去年10月に亡くなってしまって、家族を失うといいますか、思うところがあり、いろいろと込めて作りました。よかったら、拡散をお願いします。

公開御礼舞台挨拶8

菅田さん:今日はありがとうございました。映画を観ていただけて嬉しいです。ホヤぼーやも来て下さって、うちのマネージャーさんはホヤぼーやグッズをいっぱい使っているんで。これからもっと、どんどん羽ばたいていってくれたら嬉しいなと思いますし、映画を観た方が美味しいものを食べに現地まで来てくれたり、その土地その土地の良さをこうやって広めていけるのも映画の良さかなと思います。みなさんの力をお借りして、この映画を広めていけたら嬉しいなと思います。ありがとうございました!

公開御礼舞台挨拶9

公開御礼舞台挨拶11

 

舞台挨拶の最後には、花束贈呈をさせていただいたホヤぼーや。写真撮影ではお三方の間に入れていただき、とても嬉しそうでした。

公開御礼舞台挨拶10
公開御礼舞台挨拶12

同日からは、ロケ地 気仙沼で映画「サンセット・サンライズ」展を開催中です。
キャストの特大ファブリックがみなさまをお迎えするほか、実際に使われた小道具やサイン色紙の展示など、「サンセット・サンライズ」の世界に浸れる空間となっております。
ロケ地巡りと併せてぜひ、お越しください!
≪「ロケ地マップ」はこちら≫ 

 

サンセット・サンライズ

公開:2025年1⽉17日全国ロードショー
配給:ワーナー・ブラザース映画
コピーライト:Ⓒ楡周平/講談社 Ⓒ2024「サンセット・サンライズ」製作委員会
【公式HP】sunsetsunrise-movie.jp
【公式X】 @sunsunmovie2025
【公式ハッシュタグ】#映画サンセットサンライズ