Notice: Function _load_textdomain_just_in_time was called incorrectly. Translation loading for the weather-atlas domain was triggered too early. This is usually an indicator for some code in the plugin or theme running too early. Translations should be loaded at the init action or later. Please see Debugging in WordPress for more information. (This message was added in version 6.7.0.) in /home/hiroki0916/hiro05.com/public_html/test-kesennuma/wp-includes/functions.php on line 6121
気仙沼のごはん「おふかし」 | 【テスト】気仙沼の観光情報サイト|気仙沼さ来てけらいん

教えて〇〇先生!

気仙沼のごはん「おふかし」

このコーナーでは、気仙沼の市民の方に先生としてご登場いただきます。今回の先生は、武山米店の武山せい子さん。気仙沼ならではの食べ物「おふかし」について教えていただきました。

それではせい子先生、よろしくお願いいたします!

気仙沼の「おふかし」とは

一般的には「おこわ」と呼ばれているごはんを、気仙沼では「おふかし」といいます。
ふかすから、丁寧語をつけておふかし。3年前におこわ屋を始めた時、「おこわって言われでも分がんねでば。『おふかし』だすぺ?」と言われることしばしば。

ご年配にはおふかしの方が通じるようです。そして、

「昔はよぐ作ったんだけんとねぇ」

と遠い目で語る方も。
仮設住宅暮らしでは蒸し器を置くスペースがなく、わざわざ新調してまで、という方も少なくなかったようです。最近は減りましたが、以前はみんなで持ち寄って食べ比べするほど、気仙沼では家庭の味として親しまれている料理です。

もち米は日持ちも腹持ちもよく、ついて乾燥させれば保存食にもなりますから、昔は貴重な食材だったようです。おふかしはとくに、ハレの日の特別なご馳走として振る舞われました。
慶事では小豆やささげを入れ赤く仕上げて、およろこびを、より華やかにします。
逆にお彼岸やお盆の仏事には白ささげやクルミを入れた「しろぶかし」。地味な色合いで仕上げます。
結婚式場や葬祭場がなく、冠婚葬祭を家でやっていた頃は、どの家にも5升くらい蒸せるセイロがあったとか。

▲かまど時代に大活躍のせいろ。武山米店・炊飯博物館で展示しています

出来上がったおふかしは蓋つき桶「ほげ」に入れて振る舞ったそうです。

▲おふかしを入れた「ほげ」。人によっては「ほかい」とも呼び、正しい呼び名が分かりません。

普段の日はタケノコや栗など旬の素材をまぜたり、五目にしたり。気仙沼では甘納豆で赤飯をつくる家もあり、引き出物の甘くない赤飯にショックを受けたという話も聞きます。

では、おふかし作り方をご紹介します。

「おふかし」の作り方

1.もち米を一昼夜水に浸しておく。
2.もち米をザルにあげて水気を切り、具とよく混ぜる。

▲もち米と具はまんべんなく。どちらかに偏ると硬さがばらつくことも。

3.強火でふかす。
4.湯気があがったら「シトブチ」する。
古語の「湿(しと)」が由来で、「しと打ち」が訛ってしとぶちになったんだとか。もち米全体にお湯や調味液を回しかけながら全体を混ぜる、いわゆるふり水です。

▲しとぶち。湯気が立ちこめて、メガネなら一瞬で視界不良に。そんな中、せいろにまんべんなく振るのがポイントです。

5.10分おきに上下をひっくり返しながら混ぜる。
というのも上下で蒸気の強さが違うので、もち米にまんべんなく蒸気が行き渡るようにひっくり返します。

▲10分おきに2~3回繰り返し、40分ほど強火で蒸すと完成です。

6.タイミングを見計らってしとぶちを数回繰り返す。
水分を補って、かたさを調整します。

火にかけて出来上がるまで40分位です。
ちょっと手間はかかりますが、赤子泣いてもフタが取れない炊飯と違い、おふかしは仕上がり具合を確かめながら調理できます。
誰でもおいしいおふかしが作れますので、ぜひ試してみてください。

武山米店で販売しています!

自分でつくるのはちょっと、という方はどうぞ当店へ。
さまざまな旬の素材をまぜこんだおふかしを提供しています。
いまの時期は、気仙沼特産のホヤ。

▲ホヤおこわ

獲れたての身を具に、ホヤのだし汁でシトブチしながら、旨みをたっぷり吸わせています。
毎週火・水・木曜日、その日の分だけふかし、売り切れ御免でございます。
旬の具材のほか、定番の五目など何種類か取り揃えております。

▲武山米店

店名
武山米店
電話
0226-22-0266
営業時間
月曜日~土曜日 9:00~18:00(おこわ販売は毎週火・水・木曜日 10:00~売り切れ次第)
定休日
日曜
住所
気仙沼市魚町1-1-13

気仙沼の市民の方に先生としてご登場していただく
「教えて〇〇先生!」シリーズはこちらからご覧いただけます。

https://test-kesennuma.hiro05.com/category/marumarusensei/

  • お便りコーナー
  • モネ日記
  • お天気クイズ!
  • 盛り上げ隊
  • なないろ探検隊
  • 教えて〇〇先生
お試し移住あります MINATO
気仙沼プライド