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全沼が泣いた。それでも「海と生きる」#おかえりモネ | 【テスト】気仙沼の観光情報サイト|気仙沼さ来てけらいん

おかえりモネが楽しみすぎる日記 7月5日-7月9日放送分

全沼が泣いた。それでも「海と生きる」#おかえりモネ

モネ日記 2021/07/09

毎週金曜日更新「おかえりモネが楽しみすぎる日記」です。今週、めちゃくちゃ泣いたわ……。全沼が泣いた。ちょっと「全米」風に言ってみましたけど、気仙沼では涙をこらえきれなかった人が多かったと思います。それでは早速振り返りといきましょう!イラストと文は、サユミが担当します。どうぞよろしくお願いします。

※ここからは8週目の放送ネタバレを含みます。まだご視聴のない方はここでリターンお願いします。

7月5日(月)人のウワサ


メリークリスマス! はい、縄跳び。って、記憶力うんぬんは別として、菅波先生のチョイス風変わりすぎない? クリスマスプレゼントに縄跳びをもらう子はなかなかレアだと思いました。
そしてようやくモネちゃんが実家に帰ってきました〜! おかえりモネ! 同級生集合シーンは、もはや懐かしかったですね。小ネタのタレコミがあったのでご紹介しますが、この人生ゲームみたいなボード板を、静止してよ〜く見ると……気仙沼ネタが満載なんですよ。録画してた方チェックしてみてください。

で、「お母さんが浮気してるかも?!」っていう衝撃的な話題を耳にし「確かめに行こう!」ということで、永浦姉妹探偵が爆誕します。みーちゃんのキャスケットと、自分がやろうって言ったのに結局お姉ちゃんにトコトコついて歩くとこ、可愛すぎる! そのあと、ママが誰かと待ち合わせしている喫茶店に忍び込み、お正月の戌年の置物みたいなのに2人が隠れるわけなんですけど……ここも可愛い。頼みます! どうか、この「永浦姉妹探偵物語」をスピンオフで出してください!
しかし、お母さんの疑惑の相手はりょーちんのお父さん、新次さんでした。どうやらお酒をやめるための病院通いをサポートしてたみたいです。噂になろうと、あることないこと言われようと、全く意に介さない亜哉子ママはやっぱり素敵だな。
最後は、航海中のりょーちんのシーン。実は朝バタバタして音があんまり聞こえてなかったんで、お昼ご飯の時に再度お店で見たんですよ。「ほら、りょーちん、泣いでだよ。」とお店の人に言われて気づきました。あのりょーちんが、泣いている。海の中、一人でいる時に、やっとこういう感情が出てくるんだと思ったら辛かった。ああ、みんな幸せになりますように……。

7月6日(火)写真の中の思い出


震災前の及川家、そこから今まで何があったかに触れた回でした。新次さん美波さん(演じるのは坂井真紀さん)夫婦、永浦家の2世帯夫婦がそれぞれペアになって宴会するシーン、幸せそうなんですよね。特に、美波さんが歌ってる時の新次さんの顔は、長年連れ添った夫婦というより、ただただ大好きな相手を見つめている恋人みたいな雰囲気でした。

そして、新次さんの船が完成。新造船を祝う鮮やかな大漁旗。餅まきが賑やかに行われて、みんなが笑顔になった日。わかってるよぉ……こういう絵に描いたような幸せな展開の後には大抵とんでもないことが待ってるんだよ。
その時の及川家3人の笑顔の家族写真で画面は静止し、暗転ののち、一面の星空。その後には泥だらけになった写真が1枚。おばあちゃんが写真を洗うと、美波さんが写っている側の端がくるりと丸まってしまいます。仮設住宅で新次さんは美波さんが残した留守電を聞きながら涙を流していて……これが、及川家に起きたことなんだ、と……。うーん。本当に胸が苦しくなりました。あんなに楽しくて、明るい家族が震災によって一変してしまう。
大きな悲しいできことが起きたとき、それに向き合っていると、まともには生きていけないと思うんですよね。向き合わないように目を逸らすか、無理矢理にでも他のことで自分をいっぱいにしないと立ち上がれない。りょーちんは、心の悲しさを全て無視して、新次さんはそこをお酒によって埋めていた。親子にとって、しんどい日々だったんだろうなぁ。
そんな辛さを噛みしめるようなこの日の放送で、モネちゃんが律儀に縄跳びをやってたところが、唯一ホッとできました。

7月7日(水)漁師の生き方


行方が分からなくなっていた新次さんは、津波で流された自宅の跡地にいました。またここでも、留守電に残った美波さんのメッセージを再生しながら。新次さんは、失ったものをどこかで取り戻さなければという気持ちがあるのかもしれないと思いました。でも当然ながら、全ては戻ってこない。どうして自分がこんな目に? どうしたら元に戻れる? 何ができる? と、もがき続けている気持ちが痛いほど伝わってきました。
場面は変わって2011年の10月、耕治さんは自分の勤める銀行から補助金を出すことで、もう一度新次さんに船を買うように勧めます。しかし、新次さんには隠していた借金があり、審査が通らなくなってしまいました。船だけでも取り戻せたら、何かが変わるかもしれないと耕治さんは思っていたのかもしれません。「何も無くしてねぇ俺は……何ができんだ」と耕治さんが苦しそうに吐き出した言葉が、辛かったです。永浦家も全く被害がないとは言えない状況(牡蠣養殖の被害は大きかったはず)。しかし、同じ被災地でも、同じく「被災者」というくくりで見られても、人よって被害状況はものすごく違っていて……。言葉にするのが難しいですが、耕治さんのように「震災で何も失わなかった申し訳なさ」に苛まれた人は、実際に少なくなかったと思います。

この日も見ていて苦しくなるシーンが多かったのですが、最後に菅波先生が「縄跳び5分」の指示電話を送ってきたのが、モネちゃんにとっても、私たち視聴者にとっても安堵の瞬間でした。縄跳びがこんなにも何度もホッとさせてくれるアイテムだったとは……。
今だからこそ言えますが、震災のことで鮮やかに解決できることなんて一つもないし、「私」という力ひとつでは、大したことはできません。一生懸命勉強することであったり、誰かに声をかけることだったり……。小さなことを積み重ねて歩んでいけば、もしかしたら誰かの役に立つかもしれない。私たちってそう言う小ささだよなぁと、モネちゃんが縄跳びする姿を見ながら思いました。

7月8日(木)立ち直らない


先に言っておきましょう。今日も泣きましたね……。新次さんの行方不明の理由は、自暴自棄になったからではありませんでした。息子の船がメカジキを50本もあげたぞ、という嬉しいニュースを聞いて、いても立ってもいられずに仮設住宅を飛び出し、家があった場所に座っていた、ということでした。それは息子の嬉しい話をしたかったから。なのにできない。話す相手がいない。美波さんはもういないから。だから何度も留守電を聞いていた。新次さんは、美波さんに会いたくて、声を聞きたくて、でも叶わない。ずっとそこから抜け出せないんですよね。絶対に繋がらない留守電メッセージは、そんな新次さんの美波さんへの思いそのものです。
外で話を聞いていたりょーちんが、重苦しい雰囲気の永浦家へ「よし一曲歌うか!」と空元気で遠慮なく入ってくるシーンがまた泣けます……。家族揃って宴会をした賑やかな思い出の場所で、泣きながら歌う「かもめはかもめ」。かーちゃんの代わりに俺が歌ってやるよ。親父の寂しさは俺が埋めるよ。と。
「美波さんがいた過去」の象徴である新次さんのガラケーを、一旦はりょーちんが奪って投げ捨てようとするものの、ぐっと思いとどまるのは、彼の優しすぎる性格ゆえだと思いました。彼は「親父、いい加減に立ち直れよ!」って怒ったっていいんですよ。でも絶対にそうは言わない。

実際、震災のあとすぐに復興に向けて動き出せた方もいらっしゃるのですが、全てがそんな状況ではなかったんですよね。新次さんは悲しみから抜け出せないと言うよりは、抜け出したくないようにも感じられます。それは、ガラケーをりょーちんから取り返したあとの「俺は絶対に立ち直らねぇ」という言葉に表れている気がしました。ある意味「立ち直ることは美波を忘れること」という思いがあるのかもしれません。
それにしても、悲しかった。最後、モネのお父さんお母さんが手を握り合って「明日からまた前を向く1日目を始めればいい」と言っていたのに救われました。

7月9日(金)好きに生きろ。


夜が明けて、「海は嫌いになれないんだわ…海に恨みはない」とモネに話すりょーちん。りょーちんの言葉を聞いて「どうして海を嫌いになったりしないのかな」とか「どうしてこんなところにまた住むんだろう?」と思った方もいらっしゃるんではないでしょうか。ちょっと話は逸れますが、2011年の10月に選定された気仙沼市のキャッチフレーズは「海と生きる」なんです。彼らが「海を嫌いになれない」根底の理由は「気仙沼が海と生きる町だから」としか言いようがない気がします(気仙沼の人みんながそう思っているわけではないと思いますが)。
そのあと、りょーちんは、同級生みんなの進路を肯定しつつ「俺らは俺らで好き勝手やって生きてく」と言います。このあと、亜哉子ママがおばあちゃんに言われた言葉を回想するシーンがあり「女が自分の好きな仕事選べるなんて、この辺じゃなかなかできることじゃないのよ」って言ってましたよね。おばあちゃんはだからこそ「好きな仕事を捨てないで」と亜哉子さんに伝えて、亜哉子さんは娘たちに「好きなことしなさい」と、伝える……。こんなことを親から子へ伝えられる永浦家はすごいです! 乱暴な言い方になりますが「田舎」の親、祖父母世代って、どうしても、封建的な価値観があると思うんです。私は地域的にも年代的にそういうのに抗って生きてきたのですが、モネちゃんや同級生のみんなは「田舎は嫌だ」とむやみに反抗するんじゃなくて、もっとフラットに田舎や都会の良さや悪さをジャッジできるんだろうなと思いました。

最後は恵比寿像を拝みつつ、船を見送るモネと新次さん。新次さんもまた「海に恨みはねぇから」と、りょーちんと同じこと言い、美波さんとりょーちんの写真を待ち受けにしたガラケーに目を落とします。悲しみは消えない。そしてその悲しみと一緒に生きていく。今週、新次さんを見て、改めて気づかされました。自分ってどこかで立ち直るストーリーを無責任に望んでしまってるかもしれない。でも、実際はそんなに単純なものじゃないんだよなぁと。悲痛な逆境を乗り越えるスーパーヒーローの物語を消費したいだけじゃないのか? っていう問いは、心の中に置いておきたいものだなと思いました。
ちょっとどうしても今週は感想が長めになりました。縄跳びでも飛んでこようと思います……。にしても、まさか縄跳びがねぇ、こんなに何度も出てくるとは思わなかったですね。

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1週間のまとめは金曜に「気仙沼さ来てけらいん」ホームページで更新します。

「おかえりモネ」って、震災の瞬間は描かれないんですけど、その前後の様子が丁寧に描かれていますよね。だからこそ、それぞれの想いが呼び起こされるんじゃないかなと思います。先週、気仙沼のシーンが増えますように、って切望してまして、実際今週は、確かにたっぷりと気仙沼のシーンがありました。でも、気仙沼が登場して嬉しい! というより、ドラマそのものに感情が揺さぶられた週でしたね〜。
そして金曜日の「あさイチ」も見ました。りょーちん、いや永瀬廉さんが登場しまして……あ、こんなにキラキラした人なんだ! って改めてびっくり。気仙沼のことを色々話してくださってありがたかったです! 今週は、出演者の皆様の素晴らしい演技に、感動いたしました。

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(文・イラスト/サユミ)

 

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