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肉厚シャキシャキの食感が魅力「ワカメとめかぶ」 | 【テスト】気仙沼の観光情報サイト|気仙沼さ来てけらいん

気仙沼の海のあじ、山のあじ 第6回

肉厚シャキシャキの食感が魅力「ワカメとめかぶ」

おすすめ 2021/03/25

豊かな自然に囲まれている気仙沼は、とれたての海の幸、山の幸が集まります。
今回は、気仙沼の春の味「ワカメ」と「めかぶ」をご紹介します。
山からの栄養がたっぷり流れ込んだ海で育ったワカメとめかぶは、栄養もたっぷりで肉厚。シャキシャキとした食感で、特にこの時期は別格のおいしさです。

今回は、大島でワカメ養殖業を営む、村上貴広さんにお話をお伺いしました。

ここで改めてご紹介しますが、ワカメとめかぶは一つの茎でつながっています。
めかぶはワカメの「根っこ」の部分で、その上にゆらゆらとつながっている「葉っぱ」の部分がワカメです。

全国的には、ワカメは水で戻して食べ乾燥タイプのものを思い浮かべる方も多いかと思いますが、ワカメは海から水揚げしたらそのままサッとお湯にくぐらせると鮮やかな緑色になり、そのまま食べることができます。それが「生ワカメ」です。
また、一度茹でたものに塩を混ぜて最後に脱水をかけたものを「塩蔵ワカメ」と呼びます。とれたての生ワカメは、食感も味も格別ですが、日持ちがしないため、地元で消費されることがほとんどです。一方、塩蔵ワカメは長期保存できるので、スーパーなどでも販売されており、特に春先の気仙沼の塩蔵ワカメは、生のワカメとも遜色ないおいしさです。


取材当日は、水揚げしてすぐ、メカブの部分と茎わかめの部分を切り、その場でワカメを茹でる作業が行われていました。真冬ではないものの、海水をたっぷり含んだ海藻は重く冷たく、大変な作業です。

村上さんは、東日本大震災の少し前に、実家を継ぐ形でワカメ養殖業を始めました。震災時、村上さんは大島におり、イカダや船は被災したものの「家は被災しなかったので、比較的早く仕事を再開できた」のだそう。2012年というかなり早い段階でワカメ養殖業を再開しました。

三陸のワカメは年明けくらいから春までの間に収穫できるそうです。年明けの時期は「早採りワカメ」と言い、特に柔らかく、しゃぶしゃぶのようにお湯にくぐらせてすぐに食べるのがおすすめ。3月の時期は「新物」と呼ばれ、出荷もピークになり、4月くらいからはしっかりとした食感の「外洋ワカメ」が出回ります。

地元の人以外は、あまり見たことがないかもしれませんが、めかぶの元の形はフリルのようにモコモコとした塊になっています。これを細く刻み、茹でると、あのパックに入っているおなじみのめかぶの形になります。
とれたてのメカブは粘りが強く、シャキシャキとした歯ごたえも最高です。細かく刻まずに、大きく切り取って、しゃぶしゃぶのようにお湯にくぐらせて食べるのも、おいしいですよ。

ワカメとめかぶを育てる秘訣について、村上さんからは一言「きれいに育って、おいしくなるように、心を込めている。」とお話されていました。

海藻の鮮やかな緑色は、美しい海の恵みそのものです。三陸のワカメ・メカブは、メインの海産物に隠れた存在ではありますが、ぜひ気仙沼の春の味覚を楽しんでいただきたいです。

村上さんのワカメを販売している場所

所在地
宮城県気仙沼市浦の浜151-2外
営業時間
4〜9月 9:00~17:00 10月〜3月 9:00~16:00
※販売スペース 9:00〜16:00
休館日
水曜日
駐車場情報
約100台

▼気仙沼の「海のあじ、山のあじ」をご紹介しています。