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あの人と、気仙沼のこと。 | 【テスト】気仙沼の観光情報サイト|気仙沼さ来てけらいん

シンガー・FRAMさんにお聞きしました。

あの人と、気仙沼のこと。

未分類 2024/05/17

2024年5月「みなと気仙沼大使」に就任した、気仙沼市出身のシンガーFRAM(フラン)さん。昨年、TVアニメ『痛いのは嫌なので防御力に極振りしたいと思います。2』『百姓貴族』のテーマ曲を担当するなど、念願のアニソンシンガーとしてキャリアをスタートさせました。
東京でのライブ活動を精力的に行いながら、昨年は地元気仙沼の「気仙沼サンマフェスティバル2023」にも出演。今回は、そんなFRAMさんに、大使としてのこれからの活動や、気仙沼への思いについてお聞きしました。

みなと気仙沼大使の就任

▲2024年5月に行われたみなと気仙沼大使の委嘱式

「私は、時間がゆっくり流れる気仙沼で生まれ育ってきました。気仙沼が大好きで、これまでも個人的に気仙沼のことを発信してきました。これからは公式にPRできるのがすごく嬉しいです。まだ私の知らない気仙沼の魅力がたくさんあると思うので、自分からいろいろな場所に出向いて、良さを感じて『素敵な街だよ』と発信していきたいです」
委嘱式では、あふれる気仙沼愛と、これからの大使としての活動を意欲的に答えてくださったFRAMさん。
菅原市長からは「アニメやゲームの世界で活躍する方に大使を任命するのは今回が初めて。今の時代にぴったりの方が現れたと思いました。若い方々への気仙沼のアピールをお願いしたいです」と期待が寄せられました。

幼少期は兄弟と一緒にピアノを習っていたFRAMさん。お兄さんは、中学生からギターをはじめ、音楽の道へ。そんな家族の影響も受けながら、自然と音楽に親しむ環境で育ったFRAMさんは、中学生になる頃には「歌手になりたい」と明確な夢を持つようになったとか。高校に進学すると、アニメ・ゲーム、ボーカロイドなど、サブカルチャーの分野にも興味が広がっていったそう。

▲FRAMさんが担当した『Step for Joy』のCDジャケット

「アニメには『聖地巡礼』のように、ファンが作品の舞台をめぐるアクションがある。自分が好きなアニメの世界で、誰かに影響を与えるようなことができるかもしれないと思い『アニメソングを歌いたい』という夢が生まれました」

夢を叶えるため、学生時代は仙台の専門学校へ、卒業後は東京へ上京。着実な音楽活動が身を結び、昨年、アニメソングのタイアップの夢を叶えました。

気仙沼へ恩返しを


自分が歌う意味は「同世代に希望と勇気をあたえること」にあると話すFRAMさん。そこには「気仙沼に恩返しをしたい」という強い気持ちがありました。
「大きな震災があって、夢を叶えられなかった方もたくさんいらっしゃったと思います。そんな中で自分は『残された命』。夢を持っている人間として使命がある、自分の夢は絶対にあきらめてはいけない、と思っていました」

▲FRAMさんの夢を一番応援しているお母さんと

辛い現実を乗り越えて、夢を叶える。それを実現できたのは、気仙沼の地元パワーの追い風もありました。
「家族は、私よりも私の活動を知っていていて、応援してくれています。地元の友達も、FRAMに関わるニュースを見つけてメッセージを送ってくれる。自分のことのように喜んでくれる言葉が嬉しくて、励みになっています」気仙沼のために何かしたくても、未熟さを感じていた学生時代。
「仙台や東京に出て行って、もっと大きくなって、力をつけて、戻ってきたときにそのパワーを放出できたらなと思った」
その言葉通り、音楽の道で夢を叶えたFRAMさんに、ついに気仙沼で歌う機会が訪れました。それが「気仙沼サンマフェスティバル2023」でした。

気仙沼もまた、震災から年月がたち、気仙沼サンマフェスティバルのように、FRAMさんが学生のころはなかった大きな音楽イベントが開催されるようになっていたのです。

そこには、賑わいが戻った街で、音楽を楽しむ人々の姿がありました。

▲写真提供:気仙沼サンマフェスティバル/Photo by Fumiaki Omori

「気仙沼がどんどん盛り上がって、イベントも増えてきていると感じています。気仙沼サンマフェスティバルでは、音楽の力で元気になる街の様子を感じられました。私も応援してくださるみなさんと一緒に、もっと気仙沼を盛り上げていきたいと思いました」

気仙沼で開催するイベントには、これからも積極的に参加していきたいとのこと。
「地元でのライブは、まだ数えるくらいしか参加できていませんが、もっと増やしていきたいです。子供のころ、毎年参加していた『気仙沼みなとまつり』で、ライブがあったりすると、いつか自分も出たいなぁと思っていました。その夢はまだ叶えられていないので、これからの夢です」

テーマは「ポジティブハッピー」

作曲だけでなく、作詞も手掛けているFRAMさん。
ソロデビューして以来「ポジティブハッピー」をテーマに活動しており、歌詞には「未来は明るい」というメッセージが強く込められています。

▲写真提供:気仙沼サンマフェスティバル/Photo by Fumiaki Omori

「大変なこともありますが、頑張り続ければ夢を叶えられる。自分の姿を通して、そのことを伝えていきたいです。もちろん、ここまでこれたのは1人の力ではありません。家族や友達、音楽の仲間、そして地元を離れて出会った方々のおかげです。幸いなことに、東京に出てからも人に恵まれています。そういった人のご縁を大切に活動していきたいです」

FRAMさんの夢に向かってまっすぐ進んでいく姿は、地方在住で同じ夢を持つ若い世代を、何よりも励ましてくれるのではないでしょうか。日本の新しいサブカルチャーの最前線を駆け抜けるFRAMさんの活動を、気仙沼から応援していきたいと思います。

最後に、FRAMさんに、気仙沼のおすすめの場所をお聞きしてみました。

「おすすめの場所は、岩井崎ですね。私の母が生まれた場所でもあります」

▲観光名所としても、子供の遊びスポットとしても人気の岩井崎

「幼少期は岩井崎で遊んだ思い出があります。兄と、従兄弟と、アクティブに遊んで過ごしました。潮吹き岩や、震災後にできた龍の松というアイコンもあり、塩作り体験もできるので、観光にもおすすめだと思います。ぜひ行ってみてほしいです!」とのこと。

6月には、再び、地元気仙沼内湾地区の「拓(ヒラケル)」イベントホールで行われる音楽イベント「NUMA ROCK FESTIVAL 2024」への出演で地元へ戻ってくるそう。
みなさんもぜひ、ライブを通してFRAMさんの「ポジティブハッピー」パワーを感じてみてください。

FRAMさんプロフィール
気仙沼市出身。幼少期からピアノをはじめ音楽に親しみ、歌手を目指し仙台・東京で活動。2023年ソロデビュー。TVアニメ『痛いのは嫌なので防御力に極振りしたいと思います。2』『百姓貴族』のテーマ曲を担当。
オフィシャルサイト: https://framofficial.com/
Youtube:FRAM Official
X(旧Twitter):FRAM公式X @fram_info  /  FRAM X @s02_rkgs

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これまでの「あの人と、気仙沼のこと。」シリーズはこちら。